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Einmal 対談 第12弾 ヴァイオリン弘田 和將「この人たちに音を届けるんだという意識で演奏したい」

Einmal 対談 第12弾

第11弾は、水野寸奈於(みずの すなお)さんです。まだの方はこちらからご覧頂けます。

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本サイトをご覧いただき、まことにありがとうございます。

Einmal Project(以下本プロジェクト)を立ち上げ、代表を務めさせていただいております、稲垣 悠一郎(いながき ゆういちろう)と申します。

この対談の趣旨は、奏者やメンバーのみんなとの対談を通して、Einmal がどのような団体であり、何を目的に活動しているのか、ということを少しでも多くの人に知っていただきたいと思いから対談させて頂いております。

第1弾は、指揮者・佐久間 一平(さくま いっぺい)氏

第2弾は、渡邉 彩恵香(わたなべ さえか)さん

第3弾は、染村 成実(そめむら なるみ)さん

第4弾は、杉山 祐一(すぎやま ゆういち)さん

第5弾は、三浦 稔史(みうら としふみ)さん

第6弾は、小原 和花子(こはら わかこ)さん

第7弾は、永島 聡美(ながしま さとみ)さん

第8弾は、井上 裕美子(いのうえ ゆみこ)さん、竹内 春揮さん(たけうち はるき)さん

第9弾は、伊藤 健汰(いとう けんた)さん

第10弾は、藤原 健太(ふじわら けんた)さん

第11弾は、水野寸奈於(みずの すなお)さんと対談させて頂きました。

本日は、ヴァイオリン奏者の弘田 和將(ひろた かずまさ)さんと対談させていただきます。

稲垣
それでは、よろしくお願いします〜!

弘田
お願いします〜!

稲垣
弘田さんとは、実はまだ一度しかお会いしたことなくて、飲み会で一度お話しした程度ですね(笑)なので、これから一緒に演奏できるのがとても楽しみです!

弘田
そうですね!佐久間さんに誘っていただいて本当に嬉しく思います。よろしくお願い致します。

稲垣
こちらこそよろしくお願いします!さて、弘田さんは、ヴァイオリン奏者ということで、なぜヴァイオリンという楽器を始めたのですか??

弘田
楽器を始めたきっかけは、3歳上の姉に憧れて、だったと思います。母曰く、4歳児の発言も記憶も曖昧な時期に、突如自分から弾きたいと言い出したそうです。そのせいで、毎週お腹が痛くなっていたレッスンにも言い訳ひとつ許されず、欠かさず通い詰めることになってしまいました。

稲垣
兄弟あるあるですね(笑)お兄さんお姉さんが弾いているのをみると、自分も弾いてみたい!ってなりますもんね(笑)

弘田
団体演奏は、小学校の頃にお世話になっていたピアノの先生が主催する7~8人程度の小規模アンサンブルが初めてでした。ボランティアで老人ホーム等に赴き音楽活動をした経験は、今も懐かしく思い出されます。大学生になってからはお金をもらえないと演奏しなくなってしまったので、非常に心の貧しい人間になってしまったと、心より反省しておりま す。

稲垣
www ボランティアでの演奏もまあ限界がありますからね・・・僕は音楽をあまりお金と絡めたくないですが、どうしても必要最小限のものはいただきたいなって最近は思っています。自分たちの演奏を本当に応援してくださる人は、なんらかの援助をしてくれるので、本当にありがたく感じていますね。学生時代はどうでしたか??

弘田
中学校、高校は間違えてジャズ研しかないところに入学してしまったため、一人細々と練習に励む毎日でした。毎日は嘘です、盛りました。オーケストラは大学生になってからです。大学の交響楽団に入ってすぐ、入団テストという名の後輩いじめに遭い、怖い団体に入団してしまったものだと当初は後悔しました。しかし月日を重ねる毎に私もすっかり馴染み、晩年は入団テストに嬉々として参加する老害と成り果てました。

稲垣
www(2回目)盛って老害はいかんです(笑)演奏会も主催したりしてたとか・・・?

弘田
そうですね、オーケストラ以外の演奏活動は、交響楽団のメンバーとカルテットを組んで演奏会を催したり、依頼演奏に応じたりといった活動を地道に続けてきました。演奏会を催すことは参 加することと異なり、自分が弾ければいいという訳ではありません。メンバー集めから会場取り、宣伝・広告活動、当日の司会進行など、多岐に渡り様々な人のご協力を頂きながら進めていきます。本演奏会も運営の方々は色々な面で苦労されていると存じますが、誘 っていただいて本当に嬉しく思っています。演奏面で貢献できるよう、精一杯頑張ります。 どうぞよろしくお願いします。

稲垣
実際に運営の大変さがわかってくださる方から言われると、運営としても頑張りたいなと思いますし、励みになります。確かに運営はやることが多いですよね。ただ、演奏すればいいだけじゃない。僕も本当は演奏だけしていたいです。そっちの方が楽なんで。でも、僕が理想とする演奏会はどこにもありません。なので、自分が1から作ってやろうって思って、いまに至ります。 では次に、楽器を演奏するにあたって、大事にしていることはなんですか??

弘田

個人演奏では、楽器の持つ最大限の音の魅力を引き出すこと、を目指しています。技術が 追いつかないのでそこまでうまくは行きませんが、自分の表現したい音を妥協せず改善を重ねることを大切にしています。 団体演奏では、少し俯瞰的な視野を持って、自分の立場や役割に応じた演奏をすることを大切にしています。人と演奏することは、それなりにお互いにとってストレスです。特にオーケストラでは、全く構造の違う楽器と当たり前のようにメロディを共有します。お互いが何をしているのか把握し、その上で両者がどのような音を出せば良いのか、練習の時点で擦り合わせておく必要があると思います。

稲垣
なるほど、確かに個人と団体では目指すものが違うかもしれないですね。僕は団体演奏の経験が少ないので、何が楽しいんだろうっていつも(今も)思っていましたが、全然違う楽器の人と一つの音楽を作っていく過程・本番での一体感がきっと楽しいんだろうなってお話を聞いていて思いました。

弘田
前者・後者共に大事にしているこはは、聴衆を意識することです。演奏は人の耳 に届いて初めて成り立ちます。特に本番はは、敢えて客席を見渡し、この人たちに音を届けるんだという意識を持って演奏するようにしています。

稲垣
聴衆あってこその音楽なんですよね、本当に。だからこそ、当団体では、責任を持って音楽に向き合う仲間と音楽をして行きたい。ただ、自分の音にこだわるんじゃなくて、その辺の意識を持った人と僕は演奏したいって心から思います。では、これも皆さんに聞いているんですが、クラシック音楽の良いところ、良さはどのあたりにあると思いますか?

弘田
一番は、演奏会で一度限りの演奏に、ともすれば100人近くの人間がそれぞれの思いを持って臨む、そのライブの一回性にあると思います。特に学生オケを経験していると、本番まで様々なドラマがあり、その全てを聴衆に届けることなど到底できません。それでも奏者の人数がいるだけのエネルギーを、客席は確かに感じ取れると私は信じています。一人 一人が小さな力であったとしても大きなエネルギーの渦を生むことができる、という点も、 クラシック音楽の魅力の一面かな思います。 奏者の立場として好きなところは、思い通りにいかないところです。奏者の人数が多い分、 指揮者の意図は正確に伝わりづらく、各楽器のリーダーもその解釈と伝え方に苦心します。 自分の演奏団体がどのような人の集まりなのか、性質(性格)と技術とのバランスを見極め、 最適な言葉を選ぶことが、最も難しく、やりがいのあるクラシック演奏の一面だと私は思います。

稲垣
なるほど、逆に思い通りにいかないことが、楽しいと。深いですね。お客様には奏者のエネルギー・ライブ感を感じていただきたいですね。それには、当団体の演奏をぜひ聴きに来ていただきたいですよね・・・クラシック音楽がもっと普及するにはどうしたらいいと思いますか?

弘田
クラシック音楽に普段あまり関心のない大衆にリピーターになってもらう為には、という観点でしたら、例えばラ・フォル・ジュルネのように比較的ライトな音楽祭を積極的に催すことが、正攻法だと思います。ファミリー層の呼び込みにより、子供の楽器体験へつながるアプローチができると考えられるからです。一方で、アマチュアレベルで規模的にも技術的にも取り組めることに限定すると、やはりライブの機会を増やすことに限ると思います。それが地域のお祭りでの演奏であっても、老人ホームへのボランティアであっても構いませんが、地に足をつけた活動を行うことが、結局は王道にして近道なのではないかと考えています。 これはおまけですが、「普及=新規ファンの獲得」だけではありません。クラシックファンには、昔演奏していたけど離れてしまった、学生時代のみ関わっていた、という方が数多くいらっしゃると思います。彼らの演奏機会を積極的に創ること、やめてしまった理由を超えるだけの魅力を提供すること、を目指すことも大切なのではないかと私は思います。

稲垣
なるほど、とても勉強になりました。なかなかここまで考えが及ばなかったです。ずっと新規ファンを取り込もうとしすぎで、ふわふわしていた感があり、地道な活動を続けて行こうと思いました。では、好きな作曲家など、教えてください!

弘田
サン=サーンスのバイオリン協奏曲第3番とか、ラベルとかドビュッシーのカルテットとか、 フランス系の作曲家の音楽が割と好きです。変なので。別ジャンルですが、多分ロックですが、The oral cigarettesは最近よく聴いていました。サビまでの持っていき方が良いな思っています。

稲垣
変なのは弘田くん?それとも、作曲家???笑

弘田
ノーコメントでお願いします。

稲垣
では、今度演奏する曲に対する、思い入れや、こんなところにこだわって演奏 したいというこだわりを教えてください。

弘田
とりあえず楽譜印刷して、音源聴いてみます

稲垣
いや、雑〜〜w   今までの丁寧な応対はどこに行ったのよwwwww

弘田
最後に、好きなものたくさんですよね。ど〜ん。

サッカー、麻雀、釣り、料理、ゴルフ、トレッキング、旅行、映画鑑賞等。 最近行った中で面白かったのは、キャニオニングです。ロープなどの簡単な装備だけで川下りをするスポーツなのですが、自然の中の滝壺に飛び込むスリルは他では味わえないの で、色々な人にお勧めしたいです。

稲垣
程よいユーモラスな弘田さんが知れて、とても面白かったです。(笑)今日はありがとうございました!

弘田
ありがとうございました!

 

弘田 和將/Kazumasa Hirota

弘田 和將 / Kazumasa Hirota
山口県出身、1993年生まれ。4歳よりバイオリンを始める。大学では大阪大学交響楽団に所属しコンサートマスターなどを務めた。卒団後もアンサンブルやオーケストラに参加し、音楽活動を続けている。

出演するコンサート;杉並公会堂小ホール(2018年12月22日)

備考:弦楽アンサンブルファースト

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