Einmal 対談 第3弾
第2弾は渡邉彩恵香さんです。まだの方はこちらからご覧ください!(対談の内容は順に見た方が楽しめます^^)
本サイトをご覧いただき、まことにありがとうございます。
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Einmal Project(以下本プロジェクト)を立ち上げ、代表を務めさせていただいております、稲垣 悠一郎(いながき ゆういちろう)と申します。
この対談の趣旨は、奏者やメンバーのみんなとの対談を通して、Einmal がどのような団体であり、何を目的に活動しているのか、ということを少しでも多くの人に知っていただきたいと思いから対談させて頂いております。
第1弾は、指揮者・佐久間一平氏
第2弾は、渡邉 彩恵香(わたなべ さえか)さんとお話させていただきました。
そして、第3弾は、運営メンバーとしてEinmal Projectを支えてくれている、染村 成実(そめむら なるみ)さんと対談させて頂きました!
*普段の会話の感じでフランクに対談しています、不適切な表現はお許しください(笑)
対談
稲垣
お久しぶり〜元気〜?
染村
お久しぶりです、元気です!💪
*稲垣となるみちゃんは、大学時代の先輩後輩関係で、なるみちゃんは、中央弦楽四重奏団という音楽サークルに入ってくれた唯一の後輩だった。
稲垣
今度の演奏会、ちょっと挑戦したい構想があって、ぜひ手伝ってもらえないかなと思って、連絡しました!
染村
是非是非、お手伝いさせてもらいたいです!
稲垣
という感じで、さらっと運営に入ってくれて、僕はとても嬉しかったです(笑)今、運営をしていて、どんなことが楽しくて、どんなことが大変ですか?
染村
私は完全にリモートで関わらせて頂いているので、(なるみちゃんは熊本出身で、リモートでサポートしてくれている)奏者さんや運営メンバーのほとんどと顔を合わせたことがありません。そんな中、たまに私からLINEで連絡をしたりするので、誰これ、と思われていそうで心配です(笑) これまではフライヤーの作成を主にやってきました。どうしたら手に取ってもらえるだろうかと、目に見えない相手を想像しながら作り上げることが、今はとても楽しいです。
稲垣
そうなんだよね、本当は一緒に演奏もしたかったのだけれども、そこは個人的に残念だな〜とは思った。演奏できないにも関わらず、立ち上げ当初から、色んなアドバイスをしてくれて、とても助かりました!例えば、こんなツールが便利ですよとか。僕が知らないものがいっぱいだった。こういうのって、どこで知るの??
染村
実はアメリカのシアトルに1年間以上留学しておりまして(現在は帰国)ビジネスや企業さんとのコミュニケーションを学ぶ中で、有用なツールとか、知りましたね〜!
稲垣
シアトルに留学!すごいね!イチローのマリナーズだよね?(笑)
染村
みなさんシアトルというと、必ずイチローって言います(笑)
稲垣
(安易でごめんなさい・・・←笑)シアトルに行ってみて、日本とここは人々の音楽に対する考え方とか違うな〜って感じたとかある?
染村
私が留学していたシアトルは雨の街!土砂降りの雨は少ないけれど、秋から春まではひたすらどんよりとした天気が続きます。そんな雨がしとしと降る時期にも、道端でバイオリンや管楽器を演奏している人たちを沢山見かけました。私はもう楽器が心配で気が気じゃなかったですが(笑)、みんなとても楽しそうでしたね。ちょっとくらい音程が外れても、ちょっとくらいリズムが狂っても、楽しいことを全力で表現する。「ちょっとくらい間違ったっていいじゃない、雨の日も楽しく過ごそうよ!」そんな雰囲気の音楽でした。
稲垣
なんか外国ってイメージだけど、日本に比べて純粋に音楽を楽しんでるイメージ、そして人々がその点についてだいぶ寛容だし、理解もある。日本って、音楽=コンクール とか、うまく弾かなきゃいけないとか、そういうイメージが先行しているのは否めない気がする。
染村
そうですね、私が経験した限りでは、日本では楽譜通りお手本通りに弾けるようになることが、とても重要視されているように感じます。これはコンクールなどではとても大切なことで、理にかなっているのも間違いないのですが、もう少し寛容に、柔軟に、心の赴くままに、楽しむ音楽がもっと増えてもいいのになぁと思います。
稲垣
そうだね、上手に弾くことが第1ではなく、(もちろんとても重要ではあるけど)、やっぱり、音楽を純粋に楽しむ気持ちが一番大切だよね^^ 今回、クラシック音楽の楽しさ(良さ)をもっといろんな人に知って頂きたいというのが団体の趣旨の一つだけれども、なるみちゃんはクラシック音楽の良さはどこにあると思う??
染村
私はクラシックを聴く時は大抵壮大で劇的な感じの、ちょっと激しめのを聴くことが多いんですけど(笑)聴いた後はストレスが解消されて、スッキリした気持ちになります。歌詞がついている音楽ではない分、聴き手が自由に感情移入をして、いろんなストーリーを想像しながら聴くことができるところがいいところです。演奏者にもその曲の歴史や作曲家の背景を理解し、表現することが求められます。私は世界史の勉強も好きだったので、そのあたりも楽しんで演奏していました。
稲垣
いろんな奏者と対談したけど、この点はやっぱりみんなが感じているところだよね。クラシックの良さは、いろんなストーリーを想像しながら弾けるし、聴ける。こんなに深い音楽はやっぱりクラシックだけだなって僕は思うな〜。ちなみに、クラシック以外にも音楽はよく聴く?
染村
そうですね、結構ジャンルの幅広い方ですが、最近は洋楽を聴いていることが多いですね。Ed Sheeranが私の中で大ブームを巻き起こしているので、しばらくは彼の曲を聴いていると思います。さえかちゃんの対談で、勉強の時にチベット仏教のお経をひたすら聴いているという話がありましたが、私は勉強するとき、ひたすら同じ曲をリピートで流しています。その時の気分でクラシックだったり、洋楽だったり、J-popだったりとジャンルは問いません。なぜかわからないけど、集中ゾーンに入る感じですね、、、勉強中ふと気がつくと、そういえばこの曲ずっと流れてたな、みたいなことがよくあります。笑
稲垣
おお、今回のメンバーは、クラシック以外にもいろんな音楽を聴く人が多いね〜!いい音楽はいい音楽でしかないから、クラシックだから〜っていう頭のかたい考え方もよくないかもね^^; なるみちゃんは、小さい時からヴァイオリンを弾いてきたと思うけど、ヴァイオリンのどこに魅力を感じる?
染村
かっこいいところですかね〜笑 ヴァイオリンに限らず、楽器が弾ける人ってみんなかっこいいなって思うんです。普段軽薄な感じの人が、ヴァイオリンで繊細な音を奏でていたりしたら、すごいギャップですよね!笑 ちゃんと真面目に答えると、私にとってのヴァイオリンの魅力は、自分の一番の理解者になってくれているところです。小さい頃から苦楽をともにしてきた楽器なので、うまく言葉にできない気持ちもヴァイオリンを通してなら表現することができます。そういった意味で、ヴァイオリンは私のアイデンティティーの一つです。今後も細く長く続けていきたいです!
稲垣
わかる〜(笑)自分で言うのもあれだけど、ヴァイオリンって本当にかっこいいよね(笑)← 言葉にできない気持ちを表現できるってのもすんごいよくわかる。今回は残念ながら一緒に弾けないけど、今後機会があったら弾いて見たい曲ってある??
染村
以前別の演奏会でプログラムに入っていたと思うのですが、チャイコフスキーの弦楽セレナーデはEinmalの奏者として、ぜひ弾いてみたいと思います。というのもこの曲、高校時代に部活で演奏して、金賞をいただいた曲なんです!弦楽器初心者9割の中、必死に音の粒を揃えたり、チャイコフスキーってどんな人なんだろうとみんなで調べたりした思い出深い曲です。Einmal Projectの方は、みなさんプロ級の奏者ばかりなので、どんな弦セレになるのか体感してみたいです。
稲垣
チャイコの弦セレは指揮者の佐久間さんにとっても思い入れの深い曲みたいで、ぜひ彼が帰国したら、一緒に弾けたらいいね^^
染村
ぜひ、ご一緒させて頂きたいです!
稲垣
じゃあ、最後の質問(笑)この流れは・・・・好きなものをいっぱい教えてください!!(笑)
染村
熊本出身なので馬刺しは欠かせません。あとは生ハムと果物があれば生きていけます。笑 それから旅行も好きです!今一番行きたいのはクロアチア。綺麗な石畳の街を歩いたり、戦火を免れた美しい自然を観たりしたいです。また、行くのが大変そうなので、若いうちにウユニ塩湖やマチュピチュにも行っておきたいですね。
稲垣
結構、アウトドアなのね(笑)いろんなところに旅をして、経験して、それを音楽で表現するって言うのも、素敵だな〜
染村
ですね!いろんな経験が音楽にも生きますもんね!
稲垣
今日は、色々話させて頂きました、運営として、ぜひ今後もよろしくお願いします!そして、ぜひ一緒にまた音楽ができたらいいね!今日は、ありがとうございました!
染村
ありがとうございました!
(完….)
染村成実/Narumi Somemura
1994年生まれ。熊本県出身。3歳からヴァイオリンを始め、熊本交響楽団に参加。高校時代、学内オケ、カルテットのコンサートミストレスを務め、大学在学中は、中央弦楽四重奏団にて活動した。中央大学法学部法律学科卒業後、アメリカ・シアトルに留学し、ビジネスを学ぶ。
Einmal 対談(第3弾)運営(ヴァイオリン)染村成実「楽しいことを全力で表現したい」