Einmal 対談(第5弾)運営、ヴィオラ 三浦稔史「一人一人から音楽、良い音をすくい取って、それを引き出したい」

Einmal 対談第5弾

前回は、コントラバス奏者の杉山祐一さんと対談させて頂きました! ご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。

本サイトをご覧いただき、まことにありがとうございます。

Einmal Project(以下本プロジェクト)を立ち上げ、代表を務めさせていただいております、稲垣 悠一郎(いながき ゆういちろう)と申します。

この対談の趣旨は、奏者やメンバーのみんなとの対談を通して、Einmal がどのような団体であり、何を目的に活動しているのか、ということを少しでも多くの人に知っていただきたいと思いから対談させて頂いております。

第1弾は、指揮者・佐久間 一平(さくま いっぺい)氏

第2弾は、渡邉 彩恵香(わたなべ さえか)さん

第3弾は、染村 成実(そめむら なるみ)さん

第4弾は、杉山 祐一(すぎやま ゆういち)さん

と対談させて頂きました。

本日は、本プロジェクト運営メンバーであり、弦楽アンサンブル首席の三浦 稔史(みうら としふみ)さんにお話を伺いました!

対談

稲垣
それでは、三浦さん、よろしくお願いいたします!

三浦
よろしくお願いします!

稲垣
三浦さんとは、今年の2月に行われた教会コンサートがはじめましてでしたね、三浦さんはヴァイオリンもヴィオラも弾かれますが、いつも人手不足のヴィオラを弾いて頂きありがとうございます!(笑)

三浦
ヴァイオリンも弾きたいけど、室内楽だとヴィオラも結構美味しい楽器だからね〜(笑)

稲垣
今回は、弦楽アンサンブルではヴィオラのトップを弾いてくださりますが、トップとして⼀番⼤事だと思うこと/ここはこだわりたいということを教えてください!

三浦
いきなり難しいですね、、
トップとして1番大事にしたいのは、パート員も他パートのメンバーも、最大限本番の演奏を楽しめるようもっていくことでしょうか。
今回が初めましてのメンバーもいますし、そうじゃなくてもまだまだお互いのことはよく分からない。
練習も回数が多いわけじゃないから、なおのことチャンスが限られる。
だからまずは、ひとりひとりから音楽、良い音をすくい取って、それを引き出していくところからスタートでしょうかね。
方向性がバラバラなのは当たり前、そのベクトルを揃えていく。
これを、より細かく、より高度なところまで、奏者ひとりひとりが感じとっていけるオケにできれば、という長期目標もあります(笑)


稲垣
僕はなかなか一人一人からいい音をすくい取るという感覚がわからないのですが、僕は、一人一人のメンバーの音の「聴き方」にあると思っています。やっぱり、メンバー相互で音楽的なコミュニケーションをとっていきたいですね。

三浦
そうですね。ぼく自身、絶対的な演奏技術を持っているわけではないので、様々な音楽背景をもつEinmalの素晴らしいメンバーひとりひとりの音楽を感じ、助けられつつ、(ぼくが1番)本番の演奏を楽しめられたら、と思っています。

稲垣
自分が楽しめるかってことも重要ですね!では、クラシック音楽の良さってどこにあると思いますか?

三浦
これも難しいな(笑)
うーん、良さ、というか、面白いなと最近思うのは、この曲はこういう曲、って決まらないところだと感じています。
それは、絵画など、言葉にできないことを表現する芸術っていうオカタイ意味合いもありますが、
もっと単純に、「あれ、この曲ってこんなに良い曲だったっけ」みたいなことがよくあるんですよね(逆もよくありますが笑)
聴くときの精神状態なのか、演奏自体の良し悪しなのか、感動する箇所が変わっていたり、なんとなくかけていた曲に心奪われたり。

稲垣
自分の年齢によっても変わりますよね・・・

三浦
そう。だから、演奏するときも、自分が感じ、楽しむと同時に聴いてくださる方にも「あなたは今、どう感じますか?」と問いかけたいな、って最近思ってますね。

稲垣
ありがとうございます、では、⾳楽の⼀回性を⼤事にするという当団のポリシーがありますが、三浦さんが⾳楽をするにあたって、⼤事にしていることはなんですか?

三浦
いつどんなときでも前向きにやることではないでしょうか(笑)
生きて、職があって、こんな素敵な人たちと音楽ができて、それを聴きに来てくれる人がいて、こんな楽しいことはないですね!


稲垣
三浦さんと一緒に弾いていると、本当に楽しいんだなっていうのが伝わってきて、一緒に弾いている僕も楽しくなります(笑)ところで、クラシック以外の音楽って聴かれたりするんですか??

三浦
実はクラシック以外は本当に聴かなくて、カラオケとか行くと、知ってる曲だと思っていてもCメロ?とか聴いたことのない部分とか「…(゜o゜;)」ってなっちゃって(笑)
クラシックも一時期よりかは聴かなくなってしまってますが、今練習してる曲は聴きがちになってしまうので、ラジオとかで知らない作品、作曲家に出会う機会は大事ですね。
ブラジル、アルゼンチンあたりの作曲家の曲とか演奏する機会ないかなーと思ったりします笑

稲垣
おお〜ブラジルですか・・・ヴィラ=ロボスとかですかねw カラオケ僕も行かないです、僕は高いテンションについて行くのがちょっと辛い時多いですね(笑)今回のコンサートでは、シューマンのピアノカルテットや弦楽四重奏も弾くと思います。弦楽アンサンブルと室内楽の楽しみ方を教えていただけますか?

三浦
作曲家が表現したいものがあって編成が決まるのか、この編成で曲を書こうと思って書くのか、どちらもあると思うのですが、弦楽合奏のように編成が大きいものは、扱っているテーマ、スケールも大きいのかなと思います。
今回のメインのドボルザークも、絵画的、映像的な風景を感じたり、民族舞踏なのでしょう、ついつい体が動いてしまうような曲があったりとドボルザークの故郷への想いがあってのことなのはもちろんですが、それらの美しさが表現されていると感じます。
対して、より小さな編成の作品は、扱っているテーマがより個人的、内省的な部分が多いと感じます。
今回はシューマンのピアノ四重奏曲に取り組ませていただいてますが、ピアニストであった妻クララがいるシューマンにとってピアノを含む編成の曲は特別なものだったことでしょう。
3楽章のビオラソロもついつい気持ちが込もってしまいます(笑)
どんな想いを抱いていたのか、と思いを馳せていただければ嬉しいですね。


稲垣
3楽章のヴィオラいいですよね〜ヴァイオリン弾いてる僕は、気持ちよくなって、自分がヴァイオリン弾いているのを忘れますw

三浦
ちゃんと弾いてくださいね(笑)

稲垣
はい(笑)では最後に恒例の質問ですが、好きな⾷べ物、ブランド、等、好きなものいっぱいあげてください(笑)

三浦
お寿司、焼鳥、串カツ、粉もん、蕎麦、うどん、お酒(食べること・飲むこと!笑)

稲垣
演奏後のお酒と焼き鳥は最高ですね、絶対行きましょう← 本日はありがとうございました!

三浦
ありがとうございました!!

三浦 稔史/Toshifumi Miura

三浦 稔史 Toshifumi Miura
愛知生まれ、大阪出身。3歳よりバイオリン、15歳よりビオラを始める。ビオラを始める頃より師の主催する室内オーケストラに参加し、そのほか弦楽四重奏など室内楽に親しむ。大学では京都大学交響楽団に所属し首席などを務めた。現在は様々な室内楽やオーケストラに参加するなど、気ままに音楽を楽しむ日々を送っている。

出演するコンサート:名曲喫茶ミニヨン(2018年11月17日)杉並公会堂小ホール(2018年12月22日)

備考:弦楽アンサンブルビオラ首席、運営

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