Einmal 対談(第2弾)ヴァイオリン 渡邉彩恵香「聴衆の予想を遥かに超える演奏を目指す」

奏者対談第2弾

第1弾の対談は指揮者の佐久間一平さんです。まだご覧になっていない方は、こちらからご覧ください。

本サイトをご覧いただき、まことにありがとうございます。

Einmal Project(以下本プロジェクト)を立ち上げ、代表を務めさせていただいております、稲垣 悠一郎(いながき ゆういちろう)と申します。

この対談の趣旨は、奏者やメンバーのみんなとの対談を通して、Einmal がどのような団体であり、何を目的に活動しているのか、ということを少しでも多くの人に知っていただきたいと思いから対談させて頂いております。

第1弾は、指揮者・佐久間一平氏

そして、第2弾は、運営メンバーの一人であり、ヴァイオリン奏者の、渡邉 彩恵香(わたなべ さえか)さんとお話させていただきました。

対談

*普段の会話の感じでフランクに対談しています、不適切な表現はお許しください(笑)

稲垣
運営として精力的に動いてくれているさえかちゃんだけど、そもそもなんでEinmalの運営に入ってくれたんだっけ?(笑)

渡邉
確か、ガッキーさんがTwitterで声をかけてくれたからだった気がします。

稲垣
そうだったそうだった(笑)大学時代から精力的に運営とかやってるイメージがあって、ちゃんと動いてくれるかなあと思って声かけさせてもらいました!

渡邉
大学オケでは、コンミスや運営をやっていたので多少はその経験が生きてるかなって思います(笑)

稲垣
僕も結構運営はしてる方だけど、運営の大変さってどこにあると思う?

渡邉
いつも顔を合わせるようなメンバーではないので、練習が本格化する前の段階、つまり今はコミュニケーションをとるのが少し大変です!!(笑)でもこの大変さも、いい本番を迎えてぜんぶ精算してやるぞ、という気持ちで運営をやっています!

稲垣
実際、本番が成功すると、運営やっててよかった!と思うよね!でも、運営やったことのない人には絶対わかんない辛さとか大変さってあるよね。

渡邉
そうですね、そういう大変さはありますね・・・

稲垣
じゃあ次は運営じゃなくて、ヴァイオリン奏者としての質問!今回杉並公会堂で演奏するドボルザークの弦楽セレナーデでは、ファーストヴァイオリンを担当しますね、ファーストとして、こだわりたいことってなんかある?

渡邉
「素朴」「野趣あふれる」などと形容されることの多い彼の作風を大事にしながら、今回集まったメンバーにふさわしいスマートさをたたえた「顔」でありたいです。それから、今回は指揮なしで演奏するということで、より一層精緻なアンサンブルを心がけたいですね。

稲垣
なるほどね、僕が思うに、ファーストは確かに「顔」じゃなきゃいけない。気をつけないといけないのは、ファーストって暴走しがちなんだよね(笑)いっつもごめんなさいって思ってる←

渡邉
そーなんですよ、しかも今回は、「ファーストはこうやりたいんだけどなあ~~」「いやいやバスはこうだぜ」みたいな対立をどうにかしてくれる人(?)がいないので、唯我独尊なメロディパートにならないように気を付けたいです♪❤

稲垣
(そう言ってる人が一番危険かもしれないねw)

渡邉
()

稲垣
そういえば、さえかちゃんは佐久間さんと一緒にカンボジアに行ってたよね、その時も彼の音楽感みたいのは伝わってきた?

渡邉
はい、やっぱり、音楽の一回性を踏まえて、大事にしなきゃいけないものを考えさせられました。

稲垣
ほう、具体的にさえかちゃんはどんなことが大事だと思う?

渡邉
その時々のメンバーだからこそできる音楽を見出すことでしょうか!昨春まで大学のオーケストラでコンサートミストレスを務めていましたが、楽譜も頭にだいたい入って、いよいよ本番間近!という時期にはいろいろと表現を模索したものです。オーケストラをやっている人なら一度は誰でも…といった位置づけの曲に取り組んでいたので、音楽経験や音楽に割ける時間・熱量がさまざまなメンバーでいかにオンリーワンが作り出せるか、というのを半年考え続けていましたねー。

稲垣
なるほど、実際に僕もさえかちゃんがコンミスをしていた演奏を聞いて、何かこう、このメンバーだからこそ、出せる音とか、気持ちが伝わってきて、聴きに来てよかったなと思った。もちろん、技術的にまずいなと思うところとか感じた部分は多少あったけど、そういういい音楽って、あまり技術の部分は気になんなかったりするんだよね。

渡邉
ありがとうございます。指揮者が本番にだけ見せるドッキリビックリな指示にみんなが果敢に応えて、非常に「ライブ感」のあるステージが出来上がった、ということもありました。

稲垣
「ライブ感」か、僕もこれは大事にしたいと思っている。今回のEinmalでは技術の部分でも最高レベルに持って言って、かつ、ライブ感溢れる演奏にしたいなと思っています。

渡邉
今回のEinmal Projectでは腕利きの奏者(個人的にはみんなの爪の垢を煎じて飲みたいレベルです…)が集まっているということで、聴きに来てくださる方の予想をどこまでも超える演奏を目指したいなあと思います!「順当に上手だったねー」という感想にとどまらず、私たちの演奏で聴衆のみなさんそれぞれが、ふと何かを思い描いたり、思い出したりできるようなひとときをお届けできたら奏者冥利に尽きますね。


稲垣
そうだね〜! ちょっと話を変えよう。今回はクラシック音楽の良さをもっといろんな人に知って欲しいと思って、僕は運営しています、さえかちゃんはどんな点がクラシックの良さだと思う??

渡邉
一言で表すのはとても難しいですが、(管弦楽や室内楽に限って言えば)ことばを介さなくても楽しめるような作品がたくさんある、というところにあるのではないでしょうか。

稲垣
確かに、僕も言葉にできない気持ちを音楽で表現するって本当に素敵な良いところだと思ってる。

渡邉
今回演奏する弦楽セレナーデは、表題(曲の題名のこと。たとえば「きらきら星」「展覧会の絵」など)がついておらず、この作品に触れている人ならだれでも自由な楽しみ方ができるような作品です。演奏する私たちは“「チェコ出身」の「ドヴォルザーク」が…”というようにある程度曲のもつバックグラウンドを気にして練習や本番に臨むわけですが、クラシックそのものやこの作品に明るくない方こそ、なんのバイアスや固定観念にもとらわれずにこの曲と出会うことができます。ぜひ、そのような方にこそ(日ごろからクラシックに触れている方ももちろんですが…!!)、まっさらな気持ちでコンサートにお越しいただいて音のうつろいを楽しんでいただきたいです。

稲垣
めっちゃいいこと言うねえ(笑)まっさらな気持ちで聴いていただけたほうが、案外この曲の良さが伝わるかもしれないね

渡邉
そう言う意味では、クラシック初心者でも、クラシックが大好きな方にも聴いていただきたい曲です!

稲垣
ありがとう^^ ところで、普段音楽活動以外では何してるの?

渡邉
現在学部4年で、実は来月に大学院の入試を控えています(震)。いまは、研究計画書執筆の見通しが立ったところで、気分転換にこの記事を書いています!はやく来春からの身分がほしいな~と思いながら、ほとんど遊んでいない「大学4年の」「平成最後の」夏を過ごしています…。

稲垣
おお…大変やな(自分も司法試験あるのをふと思い出す←)でも、大変なときや辛い時こそ、音楽って、心の拠り所になっていると思う。

渡邉
そうですね、勉強も音楽も全力で頑張ります!


稲垣
じゃあ最後に、恒例の好きなもの聞いちゃおうかな(笑)あ、クラシック音楽以外でもいいし、聴いているジャンルとかある?

渡邉
カフェなどで勉強するときにはチベット仏教のお経(?)をひたすら聴いています。これ音楽じゃないか。でもspotifyにあるから音楽だと思っています。すごく落ち着きます。すごく低い声と鐘の音で心もおだやか、集中して勉強に臨むことができます!
クラシックで好きな作曲家は、いまのところはM. Ravelですね。なんでだかわかりませんが、理知的な響きがとても自分にはしっくりきます。「フランス印象派」でドビュッシーとセットにされることがあるような気もしますが、ちがうんじゃないかなー!と言いたくなります(笑)。現スペインとフランスにまたがるバスク地方出身ということで、随所に彼のアイデンティティが表れているところも好きです。

稲垣
チベットww さっき聴いてみたんだけど、確かにこれは心が浄化される感じが・・・笑 

渡邉
あと好きなことは、チーズケーキ、カレー、湯葉、森、いきもの、きれいな水、泳いでる魚、古着屋さん、ワンピース、晩秋、飛行機に乗ること、です!

稲垣
これ、メンバーで結構話し合う人とか出てくるかもねw 今日は、ありがとうございました、運営でも引き続き、よろしくお願いします!

渡邉
ありがとうございました!

渡邉 彩恵香/Saeka Watanabe

渡邉 彩恵香 / Saeka Watanabe
千葉県出身、1996年生まれ。15歳でヴァイオリンを始める。県立千葉高等学校オーケストラ部、国際基督教大学CMS管弦楽団に在籍。同大学では、都市社会学を専攻している。これまでに、松村一郎氏に師事。

彼女が出演するコンサートはこちら

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